GDP確報 ストック編の読み方
元は↓の内容。
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/kakuhou/files/h22/sankou/pdf/usage.pdf
ホームページに載っているエクセルファイルの読み方の備忘録。
シート間の関係を整理すると、下記の式のような関係になっている。
“期末貸借対照表”シートの値=前年の値+”資本調達”シートの値+”調整(1)”シートの値+”調整(2)”シートの値
“調整(2)”シートの値=”調整(2)a”シートの値+”調整(2)b”シートの値
有形固定資産で計算してみたところ、ぴったりあいました。
各シートの働きも、まとめておくと、下記のとおり。
“資本調達”シート
説明文によると、
純固定資本形成=固定資本形成-固定資本減耗?
手元では確認できず。そもそも固定資本減耗の内訳を見つけられなかった。
“調整(1)”シート その他の資産量変動勘定
“調整(2)”シート 再評価勘定
このシートは、下記二つのシートを足し合わせたもの。
“調整(2)a”シート 中立保有利得または損失勘定
資産価格の再評価分としての物価変動に伴う資産価値の変化のうち、一般的な物価水準(国内総生産(支出側)デフレーターを用いた)の変動に伴う資産価格の変化分
なので、GDPデフレーターによる名目/実質の差分。この系列はすべて名目で記録されていることを考えると、去年と今年で一般物価が変動したことによる名目価格の差分。
“調整(2)b”シート 実質保有利得または損失勘定
資産価格の再評価分としての物価変動に伴う資産価値の変化のうち、一般物価水準に対する相対的な当該資産の価格変化分を記録している。
らしいので、去年と今年でその資産の経済的価値が変動したことによる名目価格の差分。
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